第2回日本海水学会若手会 海水・生活・化学連携シンポジウム
日時 | 2015年10月23日(金)-24日(土) |
会場 | 石巻専修大学(〒986-8580 宮城県石巻市南境新水戸1番地) |
主催 | 日本海水学会若手会 |
協賛 | 日本海水学会西日本支部など |
開催報告
第2回日本海水学会若手会 海水・生活・化学連携シンポジウム(宮城県石巻市)
開催日:2015年10月23日(金)-24日(土)
場所:石巻専修大学
※終了しました
シンポジウムの様子
参加者の感想
水野泰子(山口大学大学院 理工学研究科)
私は東日本大震災が起きたとき、東海エリアにおり、実際に大きな揺れを感じました。また、テレビなどの報道で地震や津波の様子を見た時はとても衝撃を受けました。あれから数年後に、海水学会若手会のシンポジウムに参加することで、あの時報道で見た場所へ実際に足を運ぶこととなり、どのような状態なのだろうかと思っていましたが、思っていた以上に復興しており、そこから人の繋がりや力というものを感じました。
今回とても貴重な経験をさせて頂いたこと、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
阿武真梨香(山口大学大学院 理工学研究科)
今回海水学会若手会に参加し、津波到達地点の跡や崩れた建物を見て4年が経過した今でも被災と闘っていると感じました。しかしそれと同時に驚いたことは復興力です。海沿いにある工場がすでに稼働し、魚市場は全面再開という現状を知り、現地の方やボランティアの方の力に感銘を受けました。それでもまだ瓦礫がなくなっただけで、高台への転居や高層化などはこれからということでしたのでさらなる復興力に期待したいと思います。そして私自身も今回見た震災という事実を忘れず、今後の生活の中に防災を取り入れていきたいと思いました。
若林実優(山口大学大学院 理工学研究科)
シンポジウムに参加して東日本大震災の被災地の様子や現在の復興状況を知り、震災による教訓を忘れてはいけない、風化させてはいけないと強く思いました。見学会では、バスや船上から震災地を見学する機会をいただき、被害の大きさを直接感じることができました。海岸沿いに新たに建設された高い防波堤や避難所として利用された湊第二小学校の黒板に残された避難生活中のメモ書きは特に印象に残りました。ポスター発表を通じて異分野の研究に触れることができたことも大変良い経験になりました。