日本海水学会は次のような活動をしています。過去の事業活動は こちら から。
1. 日本海水学会誌の発行
年4回(3、6、9、12月)発行、研究論文、技術論文のほか総説、講座などを掲載しています。
2. 研究技術発表会
毎年6月に開催しています。首都圏と地方で交互に開催し、特別講演と約40件程度の研究報告が行われます。
3. 表彰
会員の顕著な功績に対して表彰しています。
[学会賞]塩および海水等の科学技術に関連する学術および技術の発展に多大な貢献をした者
[研究賞]塩および海水等の科学技術に関する顕著な研究業績のあった者
[技術賞]塩および海水等の開発利用に関する発明考案、技術改良指導に顕著な業績のあった者
[奨励賞]若手研究者で塩および海水等の科学技術に関する顕著な研究業績のあった者
[功労賞]塩および海水等に関する科学技術の進歩発展に貢献した者、および本学会に特別に功績があった者
4. 西日本支部
1994年10月に設立した西日本支部は、研究発表会、シンポジウム、会員の集いなど、地域会員の活力の結集ときめ細かい交流を目指した活動をしています。
5. 若手会
若手会は2001年より継続されている「若手の集い」を種として、2007年に発足いたしました。
- 学会における若手研究者,技術者の人的,組織的ネットワークの強化
- 学会の活動に係わる,多様な専門分野間の技術的交流
- 若手会独自の企画による活発な議論の場の提供
- 大学および企業の将来の研究テーマを模索するための場の提供
現在は学生研究発表会、講演会、見学会などを開催しています。今後はさらに活動を拡大していきたいと考えています。
6. 研究会
現在、6つの研究会が活動しています。
- 電気透析および膜技術研究会
年約3回開催。コロキウムおよびワークショップを開催し、製塩、淡水化、食品、水処理、電池、ガス分離まで広範囲にわたって、荷電膜技術の基礎と応用に関しての研究・技術紹介と討論を行っています。また、イオン交換膜技術に関する文献調査と情報提供を行っています。メンバーは、大学、研究機関、企業からの研究者、技術者が中心となっています。 - 海水環境構造物腐食防食研究会
年2回開催。海水環境におかれた構造物および装置に起こる腐食問題の解消のため、防食方法や腐食の低減方法などの技術情報およびこれらの実現に有用な関連情報の入手を図り、会員相互の技術情報の交換と討論を行っています。 - 環境・生物資源研究会
年約2回開催。環境、生態系、生物資源という多領域に渡る分野の学術的研究を行うとともに、一般の人々と広く情報・意見の交流を図ることを目的としています。 - 塩と食の研究会
塩と食に関する資料を年2回配布します。また不定期ですが塩と食に係わる講演会を開催します。これらの活動を通じて会員相互の意見交換を行います。 - 分析科学研究会
塩や海水に関する分析科学について、各種情報の収集と会員相互の意見交換を行っています。また、講演会、見学会およびシンポジウムを開催しています(年1回程度)。 - 海水資源・環境研究会
海水・水利用研究会の活動を引き継ぎ、平成20年に発足いたしました。海水の利用技術に関する可能性を幅広く探索し、環境にも配慮した海水総合利用プロセスを構築することを目的としています。
7. シンポジウム開催
研究会横断型の学会活動として、シンポジウムを年一回開催しています。本シンポジウムでは,異なる専門領域の方々が一同に会し、水際,海際が抱える課題の解決に向けて取り組んでいます。
8. 日本学術会議での活動
日本学術会議では、当学会が中心になり日本生物環境調節学会、日本原子力学会、日本海洋学会の協力によって活動しています。
9. 海外との研究交流
海水淡水化国際シンポジウム、国際塩シンポジウムなどの海外の国際会議への参加、ならびに海外製塩技術交流などを行っています。国際塩シンポジウム(2000)には発表者を派遣しています。また、海外の学会と刊行物の定期交換を実施しています。
10. 関連団体との協力関係
特に(公財)ソルト・サイエンス研究財団、(公財)塩事業センター、(一財)造水促進センター、(一社)日本塩工業会とは、共同事業などで緊密に協力し合っています。
11. 学術図書の刊行
「イオン交換膜の工業的応用」(1993)、「塩の分析と物性測定」(1992)、「海水の科学と工業」(1994)、「製塩工業における晶析」(1997)、「海水環境と材料および構造物」(2003)、「イオン交換膜の機能と応用―環境・エネルギー・バイオ―」(2004)、「おもしろい海・気になる海Q&A」(2004)、「塩のことば辞典」(2007)などを刊行しています。
過去の事業活動は こちら から。