日本海水学会・電気透析および膜技術研究会 編
日本海水学会(1993年)発行,B5判,466ページ
定価 6,000円

  1. イオン交換膜の基礎
    1. 物質分離法としての膜分離
    2. 1価-2価イオン選択透過性
    3. イオン交換膜の選択透過性
    4. 荷電膜中のイオンの状態と膜電位
    5. イオン交換膜電気透析における水分裂
    6. イオン交換膜電気透析における限界電流密度
    7. イオン交換膜の輸送特性と応用
    8. 個体膜におけるイオン選択輸送
  2. イオン交換膜技術の動向
    1. イオン交換膜の最近の傾向
    2. イオン交換膜の工業的応用に関する最近の話題
    3. イオン交換膜の応用に関する最近の研究動向
    4. ICOM90報告―イオン交換膜の特性と応用―
  3. イオン交換膜による海水濃縮及び脱塩
    1. 海水前処理方法と懸濁物の付着
    2. イオン交換膜法製塩と苦汁利用
    3. クエート国におけるイオン交換膜法製塩および電解プラントの概要
    4. 海水の水質と電気透析槽の運転
    5. 海水濃縮における陰イオン交換膜の1価/2価イオン透過に及ぼす電気透析条件の影響
    6. 太陽光発電利用電気透析淡水化システム
    7. 電気透析による「かん水」の脱塩(大島町・北の山浄水場)
  4. イオン交換膜のその他の応用
    1. I電気透析法による現像液の再生
    2. イオン交換膜による有機物の脱塩精製
    3. 電気透析による天然エキス類の脱塩
    4. イオン交換膜のバイオ分野への展開
    5. イオン交換膜を用いた気化浸透法による有機液体分離
    6. 電気透析法の医薬用水造水への応用
    7. イオン交換膜および電気透析の分離・分析への応用
    8. イオン交換膜を固体高分子電解質として用いる電気化学プロセス
    9. 新型電池および燃料電池用機能材料としてのイオン交換膜
    10. モザイク膜システムを用いる分離法
  5. 機能性膜の開発と応用
    1. ICOM’90の概要
    2. 「アクアルネサンス計画」で開発された膜分離技術
    3. 高分子分離膜の機能展開と活用
    4. 放射線グラフト重合法による機能性膜の開発
    5. 放射線グラフト重合による機能材料の開発
    6. 電放射線グラフト重合法による電池用セパレータの機能
    7. イオン交換膜から機能性ポリマーへ―クロロメチルスチレンの用途の展開について―
    8. 含フッ素ポリマーを用いた膜分離技術
    9. 最近の分離膜(逆浸透膜・限外濾過膜)について
    10. 逆浸透法による海水淡水化について
    11. 限外濾過膜および精密濾過膜の技術の現状について
    12. 最近の逆浸透膜処理の応用例
    13. 食品加工分野における膜利用技術
    14. バイオ生産プロセスにおける膜分離の役割
    15. ゾルゲル法調製有機分子膜によるパーベーパレーション
    16. 医療における膜利用
    17. 液膜による分離技術の最近の動向
    18. クラウン化合物によるリチウムイオンのセンシングと分離
    19. クラウンエーテル型イオン電極の臨床検査への応用
  6. 周辺分野の話題
    1. イオン交換膜樹脂をめぐる最近の話題
    2. キトサン系吸着材の蛋白質・金属イオン・染料等の高度分離への適用
    3. 多孔質ガラスカラムを用いたクロマトグラフィーによる薬用ニンジン成分の分離
  7. イオン交換膜の応用に関するシンポジウム―ユーザーおよびメーカーの立場から―
    1. 第50回記念大会シンポジウムを開催して
    2. 電気透析装置の最適設計が製塩コストに及ぼす影響
    3. 電気透析脱塩の最近の展開
    4. イオン交換膜の工業的応用に関する最近の話題
    5. 一体成形管状イオン交換膜を使用した電着塗装用丸隔膜電極室