
日本海水学会西日本支部 支部長
山口大学 中山 雅晴
2025年6月より、日本海水学会西日本支部の支部長を拝命いたしました山口大学・中山雅晴でございます。このたび、兵庫県立大学の前田光治先生よりバトンを引き継ぎました。西日本支部会員の皆様におかれましては、平素より本支部の活動にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
西日本支部では、秋季の講演・見学会、日本海水学会誌における特集「西日本の海水科学研究」、そして隔年での年会の運営など、様々な活動を行っております。これらを通じて、海水に関わる多様な分野の研究者・技術者の皆様との交流を深め、学術の発展に努めて参ります。
私が暮らす山口県は、製塩や漁業の伝統が息づく瀬戸内海と、寒流の影響を受けた漁場が広がる日本海の両方に面しており、色々な海の恵みを感じることができます。海水に関わる技術開発は、地球環境の保全と持続可能な社会の構築に向け、今後ますます重要性を増すものと考えられます。中でも、海水に内包されるエネルギーや資源は膨大であり、多くの課題とともに、大きな可能性が広がっています。こうした背景を踏まえ、当支部の果たすべき役割は今後さらに大きくなるものと感じております。
今後とも、より実りある支部活動を目指して尽力して参りますので、引き続き皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。